タマアシトビハムシ 聞いてほしいこと
谷戸の道端に多いオオバコ。そのほとんどすべてに虫が食べた穴があいている。来園者からは「カブトムシはどこにいるか知りませんか」とよく聞かれるが、「この穴は何が食べたのですか」と聞かれたことは一度もない。気になっていたので、人通りの多い所を避けてそっと観察して見つけたのがこのタマアシトビハムシだ。大きさは3㎜程度。オオバコのすべての穴がこの虫の仕業かどうかは分からない。他にその名も“オオバコトビハムシ”というハムシが知られているからだ。しかし、いまのところ“東谷戸”、“野外体験広場”、“ししいし裏”のすべてでタマアシトビハムシを確認している。見つかる数は少ないが、谷戸のオオバコの数と穴の数から推定したら数千匹はいるのだろう。(たのくろまめお)